平凡な日々

 
 でもそれが一番幸せ。
 

バンクーバー病院事情

 予報通り、朝から降り出した雪はどんどん積もっております。
 明日の日本語学校は、このままだと行けないかなあ~って感じ。





 生まれも育ちも大阪の私は、このまま降り続けば運転するのに勇気がありません。


 いくらスノータイヤ履いているとはいえ、凍ってしまえばそんなん関係ないし、坂道の多いバンクーバーではいったん止まるとアウト。




 四駆がほしい。




 でも、街に雪がつもるということを体験したことのなかった私は、雪が降るとわくわくします。



 お外はすごい素敵~。
 今日はブラインドも開けて雪鑑賞です。






 さて、右足、痛めてから今日で4日目。
 


 なんだか好調になってきました。
 日々、痛みと腫れも引いてきて、なんか歩けるのもしっかりしてきた。



 不安定さはあるものの、靭帯やったときのとは比べもんにならんくらいなので、もしかしたらやっぱり引っ張っただけかも?




 と、思いたい。




 今回脚を痛めて、山で自分の足の腫れとやった瞬間にきいた「音」でまた靭帯をやってしまった、と思った私は、今回ちがうERにいきました。


 と、いうのも、以前やったとき、「もし靭帯だったらあっちの病院でしか対応できないよ」と言われたからです。


 で、いったのはUniversity of BCの 「Urgent Care」



 もしもただの捻挫や骨折だとしても、また靭帯のために移動やら手続きやらが省けると思ってそっちにいってみたものの、



 結果はオペの時に小さな鉄板が入ってるのでMRIはとれず、レントゲンで見た限り関節のずれもないので元手術したVGH(Vancouver General Hospital)へ再診の手続きを行うように言われた。


 ってか、前の手術の説明では鉄板入ってないっていうてたのに! 適当やな~。




 ここで、一番私たちが「ええええええ!!!」って思うのはDrがいったことば


「ファミリードクターに連絡とって、そっから紹介状もって、前オペしたもらった先生に連絡とってね」




 この一言、めっちゃ重くなるんです。



 ここカナダ、大体病気の時はファミリードクターに診てもらう。 そして何か大変なことが起こっていたら、専門医への紹介、受診という道になるのですが、その時間が長いったらありゃしない。


 緊急を要す時はキチンと対応してくれるのですが、こういった骨折や靭帯の切れ、ましてやまずMRIを取りましょうなんて言う時は、ファミリードクターを通してからとなると、とてつもない待ち時間があって、テレビのニュースでも話題になってましたが、骨折した足が変にくっついてしまって、「折りなおしてから手術で正常位置に戻す」なんてことも。




 そんな説明ありまっか? って すごい怒ってはった。


 そりゃ怒るわな。



 なので、皆それを聞いた瞬間、「一体どれだけかかるんやろう」ってまず、ずうううんと重く落ちるのです。



 日本なら小さなクリニックでもレントゲン施設は大体ありますが、こっちはそんなのなく、受診してからさてレントゲンとなると、また予約を取って、それで結果をまたファミリードクターに戻って、なんていうことになるのです。



 たまに色々と検査してドクターに行くまでには、もう症状が落ち着いてた、とか、間に合わずめっちゃひどなってER行きとか。


 


 ファミリードクターも下手したら、一か月先までいっぱいなんでそういった場合はWalk inで診てもらい、またそれからなんじゃらかんじゃら。 


なんのためのファミリードクターやねん、ということもありえ、それからMRI、紹介状送って専門医に会えるなんて、一体いつの話?となるわけです。



 なので「そんなんメッサ時間かかるやんけ」ということで、人々はERに直接行き、ERはいつも一杯。 悪循環もええとこです。



 この医療ご事情、ほんまにどうにかしてほしい。


 私が移民してきた時からもうかれこれ16年たつのにも関わらず、なーんも変化ないし。 移民の数は年々増えてるのに病院は一つ新しいのができたくらい?



 医療費がすべて保険でタダになるので(手術も含め)バジェットにも限界あるし、って文句も言えないけど、ならばもっと違う道もないのでしょうか?と思いたくもなります。





 そういう私は、術後の負傷ということでVGHのドクターが診察したいと、UBCのERドクターから翌朝連絡があり、すぐさま連絡をいれ、来週末に整形外科受診に決まった。




 あ~、それだけで心が楽になった。




 あと一か月で日本行があるので、それまでに今後の方針も決まって、心置きなく里帰りで来たらいいなあ。