日本の医療を受けて思う所
今回、日本に帰って私もここまで悪くなるとは思っていなかったので、最初は風邪から完全に副鼻腔炎になっていたので耳鼻科に受診しました。
が、最終的には肺炎になって紹介状をもらって呼吸器科に行く羽目になり、そこで思ったことを何回かに分けて書きたいと思います。
以前にも書きましたが、まずカナダでこういった専門医に、こんな具合に直接かかると言うことは、まずできません。
ファミリードクターから紹介状をもらって、待ちがあって、2、3ヶ月後とかが普通の流れです。
なので街のwalkinクリニックで総合医に診てもらうのですが、勿論日本みたいにクリニックにレントゲンがあったり、簡易の血液検査ができたり、聴力検査やら鼓膜の具合をみたりする機器はございません。
なので全て問診と聴診、スコープで耳などを覗いて「副鼻腔炎やね」と薬をもらうのが普通です。
以前カナダで肺炎を起こした時も発熱がさほどなかったのですが、兎に角、咳と自分で聴診した肺の音で「こりゃ肺炎かも」と思い、その時はレントゲンの撮れる大きな病院のERに行きました。
(そこしかレントゲンや血液検査ができないからです)
こちらのERは本当に命に関わる患者と、ちょっと具合悪いんです、みたいな患者とが入り混じる、なんとも大変なな場所なのです。
なので、命に関わる人優先の為、4、5時間も待たされるのは普通です。
(靭帯を切った時は1日病院で待たされました)
文句を言ったところで、皆同じ、辛抱強いんだか、諦めだか。
ナースを見れば、「ちょっとコーヒー飲んどらんと働けよ!」と思うのは多々。
それに比べて、日本で最終肺炎に行った所は、全てバーコード形式で受付で「ピッ」とすれば番号札が出て、機械で呼ばれて入れば、沢山の検査技師が採血し、レントゲンもCTも3台ずつはあり、せっせと稼働してます。
感動でした。
こんなに沢山の医療機器と医療関係者がせっせとさっさと働いている。
そして何よりも丁寧で早い。
普通に日本でできることができないカナダ。
ストレス閾値が高くなったのか、諦めの閾値が低くなったのか良く分かりませんが、ここで医療を受けるのは実に忍耐がいる、根気がいる、病人でなくとも病人になるカナダの診察の流れなのです。
次は「検査の在り方」です。
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