平凡な日々

 
 でもそれが一番幸せ。
 

裁判所

 今日のバンクーバー、朝方くもりで肌寒い。 カーデガンを引っかけてお出かけしてきました。





 そう




 今日は裁判所の日。






 以前、車のナンバープレートにカバーかけていた時に、違反チケットをもらって、それが$460ドルと言うのを書いたと思うのですが、その裁判の日が今日だったのです。





 旦那はA型。 これ忘れずに、こうやって聞かれたらいうんやで、どうにかして減額してもらうための策を練って私に教える。





 「はーい、がんばりまーす」ってな感じで朝、呼び出しの紙を見ていたら



① 来れない人は即座に罰金を支払うこと
② 減額のリクエストをする人は、出廷する日にWebサイトで減額や期限の延長などの理由を書いてここまでリクエストフォームを送ること、、、、
③.。。。



 云々





 って、行かんでもいけるんやん。




 今は何でネットでちゃちゃっとできるんやね(さすがに刑事犯罪はあかんけど)





 旦那にこんなん書いてるけど、って言ったら「現場にいったほうが絶対半額くらいにしてくれるから行ってこい」と。






 とはいえ、私はいつも裁判の見学側ですが、今回は前に立たされる立場ですのでね。 こんなんも経験する価値はある(大したもんでないけど)







で、やってきました、裁判所。



 交通違反チケットをもらって、もしも罰金が払えない金額だったり、減刑(免停などの可能性など) をしてほしかったら出廷して裁判官に判定してもらうことができます。



 今回私の開廷は1:30
 遅刻しないようにいくと、いっぱいの交通違反の人がいてた。






 ここで違反チケットのお巡りさんが出廷できなければ、その場でこちらの勝ちということになり、罰金を払わなくてもいい、っていうことになるのですが、







 来たお巡りさん。 



 てんこ盛り違反チケットを持ってた。




 そりゃ、こんだけ違反切符切ってたらまとめて出廷~~ってなるわな。






 開廷する前に何やら名前を呼ばれております。


 そして話をしているご様子。 小耳にはさんでいると、何やらスクールゾーン30Kmのとこオーバーだったり、携帯電話使ってたり、私のようにプレートにカバーをかけていた人もちらほら。 カバーを外した写真を手渡すと、どうやらそのチケットはなかったことにしてくれてるご様子。




 ほな、私もこのパターン?  そうこうしてる間に開廷の時間になった。




 ゾロゾロ入っていくと、裁判官から皆名前を聞かれ、警察官が入ってきて「貴女のお客さんは(とはいわないけど)ここにきてるご様子です」と言って、裁判は始まりました。





 何枚もチケットをお回りさんはもっていたけど、来た人は6人。 その中で見学者が一人いた。



 最初の女の子はまだ初心者にも関わらず、たくさんの友達をのせて運転してたので違反切符をきられたみたい。 (ここでは初心者の同乗者は家族の一人、もしくは25歳以上の人のみ(らしい))声が震えてました。 そりゃ高校生やもんね、びびるわな。


 裁判官が出したことは「10分以内で自分で調べて、初心者の時には運転規則になにがあるか、全て答えなさい、一つ答えられなかったら。1か月免停、2つ出来なかったら2か月免停」とのオーダー。 彼女は退出してネットで調べまくってました。





そんな風にやってくれるんやあ〜って



 これで裁判の流れが大体わかりました。




 次の人も呼ばれ、名前を言って、オフィサーが違反切符の内容、それに対する彼がしたことなどを伝えて(彼もナンバープレートをカバーしてたご様子)オフィサーが違反切符の取り消しをします、と答えて罰金はなし。





 なんや。 じゃあ、私もこんな感じなのね、、。と思ってたら裁判官にオフィサーがちょっと彼らと話をしたいので裁判の停止をお願いしたあと、皆でゾロゾロ退出。




 外で一人一人に証拠写真を提出させて(私を含めほか2名がナンバープレートカバーでの違反やった笑)私も旦那に代わりに出廷したことを伝えたら



 「オッケー、君の名前は? 結婚してるのね? おーこれが取り外した後の写真ね、オッケー、もう時間内ならいっていいよ、それか一緒に入って裁判官の判定をきく?」




 え? 



 もう帰ってもいいの?





 一人の人は「仕事に戻っていいですか?」って帰っていった。



 



 私は、、、、、




 時間あるし、ちょっと経験してみたいし、裁判官の前に立ってみたいし、、、。


 で、残ってみた。




 
 いよいよ私の名前が呼ばれて、いた一枚挟んだ裁判官の前にオフィサーと共に並んで立ちました。



 最初、オフィサーが違反者の名前を読み上げます。


 裁判官「 どうみても、君は○○ではないね 」
 私「違います」
 オフィサー「彼女はこたさんで○○さんの配偶者です。」
 

裁判官「名前のスペル教えて。 どうしてあなたが今日は来たの?」と。



 私は旦那は仕事で休みが取れなかったといい、その後私はこう聞かれたら、こう答えて、こういうようにしようって思っていたのですが、オフィサーが「違反のカバーを取って写真も提出したので、この違反切符は取り消します」



と、言ってる間ふと裁判官見たら






大欠伸してはった。





なんや緊張感ないな〜〜って思ってたら



オフィサーのその一言で「もう行っていいですよ」と裁判官のお許しをいただいて退廷。




2分で終わった。






 なんやねん。




 たったそれだけ~?




違反切符の裁判って、全てお膳立てされてる感じで終わるのね。


 




 ま、無事罰金は払わなくてもよくなったし、いい経験にはなりました。