鎮魂の日
今年で27年。
ニュースを見るたびに、あの時のことを鮮明に思い出す。
大きな揺れ、壁が引きちぎられていく轟音。
炬燵の中でコタツと共に数メートルは横揺れで行ったり来たりしてた。
身動きも取れず、ただただ家が落ちません様に、と祈り、落ちたらどんな風に死ぬんやろうと思っては、祈ってた。
揺れが止まる最後の瞬間まで祈ってた。
全壊した家は父が建てたもの。
ごっそり前に出る形でライフラインは切れ、それでも家の形は残ってた。
だから私は生きれました。
あれから27年。
あんな恐ろしい経験をしていても、日々の災害の備品整理はきっちりできてない。
ただ子供たちには、自分で危険と思ったら、誰が何を言おうが、1番に安全と思う所に逃げろと言ってます。
一人暮らしをしてた私は、たまたま実家に戻ってて被災したけど、災害は家族一緒の時に起こるとは限らない。
東日本大地震の教訓からも、一人一人が自分を守る、自分を守る事で家族全員守れるのやからと言い聞かせてる。
ここ最近、世界中でいろんな自然災害が起こってる。
この先いつ何処で何が起こるか分からんし。
改めて災害時の備品やらの見直しと、家族との集合場所などを確認をしていこう。
鎮魂
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