平凡な日々

 
 でもそれが一番幸せ。
 

詐欺

バンクーバー快晴です。




お隣の木蓮が満開です。






先日、身近な人が詐欺に遭い、まさにオレオレ詐欺の様で銀行からお金を振り込まされた。




特にこの確定申告時期によくあるんやけど、この手の詐欺は年中。



カナダ政府からSocial Insuranceの番号が盗まれて、このままだと全額お金を盗まれるから早く政府下の銀行に移せと言われたらしい。



日本で言うマイナンバー的なもの。個人に一つずつ与えられるこのナンバー。聞かれるのは大体仕事をする時や、国保や学資保険、手当などの申請時以外、大切にしておかないといけないもの。




それが漏れると言うことは大体政府にハッキングという形だけど、巧みに電話で装い、「番号の確認のため」と言わせて盗まれた上、お金も取られた。





「IDやPersonalな情報を電話で伝えると言う事は絶対にない」と言うのが基本やけど、その張本人になれば、焦って思考が止まるんやろう。






政府からと最初は疑ったものの、切った後に今度は警察からというので信じてしまったらしく、本当にやり方が万全というか。




そこで思い込みがあると後は何を言っても信じてなかったと。


かなりの大金だから銀行の何箇所かで下ろすことになった時、銀行員がマネージャーを呼んで説得したにも関わらず、彼女はただただやらなければ!って思ってたらしい。





マインドコントロールって本当に怖い。





こういうのは海外からのが多いから、犯人が捕まる事はほぼないと思う。






「政府関係は絶対電話はかけてこない」と言うのが基本なのやけど、その後で警察からと言うのが、今若い子を狙った詐欺らしい。




腹立たしくてたまらない反面、誰にでも起こる事だと思う。


私にも何回も今までに、最近もカナダ政府からかかって来る。


勿論、電話を即切り。もう慣れたもの、って感じやけど、その後に警察やけど、って言われたらどうなるか?








これは人生の勉強や、と言うしかないが、余りにもひどい、可哀想で堪らない。


前々から「まずは疑う事」と言ってはきたけれど、その中でも起きる犯罪。




「政府関係から電話は一切ない。警察から情報を聞かれたら、そのDepartmentに行くと言うこと、そしてなによりもまず、行動する前に第三者に意見を聞く事」


これを機に、うちの子達にも再度十分言い聞かせておかねばならん。






お金は戻ってこないが、また貯める事はできる。



新しいSocialInsuranceNumberが作られたとしても、古いのが無効になるわけではないらしく、それが盗まれたと言う事は、これから先色んなことに支障が出て来るし(家を買うときの借り入れやら)、何処かで悪用されて余分な税金を払う可能性もある。


そう言うのを今後ずっとチェックしていかないといけないらしい。






本当に恐ろしいもので、簡単に人に教えるものではないもの。




これがないと雇用できないため、ワーホリでも発行されるのだが、手渡される時に絶対に安易に番号を他人に教えないように、免許証などと一緒に保管しない様に、と釘を刺された記憶がある。




そんなもんか、と今までやってきたが、こうやって実際被害に遭うと、その先どう言ったことが待ってるのか、と言うのは今初めて私も調べたくらい。






本当に残念で悔しい出来事だけど、これをうちらにも教訓としていかんとあかん。