田舎
バンクーバーは相変わらずの曇り空です。
とは言え、気温はだいぶん穏やかになって来て、桜もだいぶんと咲いてきた。
桜を見ると「これは日本の国花だー🌸」と叫びたくなるくらい、咲き誇る桜に高揚する。
先日、私の大好きなブログの一つのお話に、我が田舎の話題が出てきた。
祖母が亡くなった今、お墓参りでしか行くことがなくなった我が田舎、鳴門。
小さな頃から夏になると1ヶ月とかの単位で過ごしていた、私の第二の故郷。
日本に帰ることさえままならなくなったこの2年半。
毎年欠かさず行っていたお墓参りの旅に、変わりゆく姿を目にしていたけど、今回帰る時には更に変わっているんやろうなぁ。
夏休みになるとばあちゃんのところに帰るのが恒例で、気のいい祖母はうちらや従兄弟の友人たちもガッツリWelcomeな人やった。
朝市、スイカ、焼肉、オロナミンC、ちくわにすだち。
お風呂に行く道は片側に永遠と続く鳴門金時の畑、片側には蓮根畑。
蓮の花があんなに美しく、夜中に風呂屋帰りの道、ウシガエルの鳴く声にビビって松の林を抜けたり。 鈴虫の鳴く声、花火、蚊取り線香。
バスに乗るときは手仕上げて、チケットをとって、真っ黒になるまで海で泳ぎ、浜辺で磯遊びしてバフンうにをとって食べたり。
大阪には無いものが一杯あった。
風景も、祖母が亡くなった頃を境に、年々近代化されて住宅地に代わっていったけど。
凄い素敵な時間を過ごしたあの場所で、私の価値観や人格も作ってくれた場所やなぁって、思い返すとすごく感じる。
今夏に帰るのは大阪だけでなく鳴門もそう。
我が家に帰れると思うと、本当に愛おしい。
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