平凡な日々

 
 でもそれが一番幸せ。
 

市長からの手紙

今日も大雨だったり晴れ間がでたり。
変なお天気でした、バンクーバー。






夏っぽくね?











先日、どうしても腹が立つことがあったので、ポートムーディー市にメールを送った。



最近よく釣りに行ってる、ポートムーディー市にあるBelcarra Regional Parkでの出来事。



その日もつり橋には何人かのグループと子供たちが釣りを楽しんでたのですが、そのうちのグループが桟橋でカニ採りをしながら煙草を吸いだした。



ベラカラを含むメトロバンクーバー行政地区で、パーク内での喫煙は違法のはずと思って、旦那が小さい子もいるし喫煙をやめてくれないか頼んだところ、彼らはここは喫煙許可の場所と言う。



見ればピアの先に吸い殻入れが設置されてる。








マジですか?




こんなに周りで子供たちが魚釣りする横で、喫煙場所になってるって。



確かに、公園から離れてると言えば離れで喫煙の害がないだろうけど、釣りやカニ採りを桟橋でする人にとっては、逆に煙草の煙から逃げれない状況下やん?





結局彼らはマリファナも吸い出し、ほぼ一日中ワイワイとやってた。


帰り際には「ちゃんと吸い殻入れがあって、喫煙場所っていうの、誰かさんにわかってもらわんと」とすれ違いざまに残していく。




旦那は何も言わなかったけど、私は切れたので「あーやっと新鮮な空気が吸える、帰ってくれてありがとう」と声をかけておいた。





どうも腑に落ちず、だったので、その夜にベラカラがどこの市の管轄になってるのか調べ、ポートムーディー市にご意見箱があったので、どうなるわけでもないだろうけど、気が済まないので「とても素敵な場所で自然を満喫したけれど、あそこに喫煙所を設けるのは、桟橋で魚釣りを楽しむ人や小さな子供たちにとってはあまりいい状況ではなく、できれば設置場所の移動を検討していただきたい」と、つたない英語でできる限りのフォーマルさで書いてみた。



「お返事がいる人はメールアドレスを残しておいてください」と書いてたので、アドレスを残してメールをいざ送信!ってしたら









「選ばれた人だけお返事がきます」って。





なんやねん。




やっぱりこういうのって聞いてるか聞いてないんかわからんけど、とりあえず、聞いてますよ~感はだすんやな、とあきらめた。





そしたら、5日後の今日に「Mayor Rob」って。




誰?




って開けたら、私のメールに対してポートムーディー市長から返事が来てた。






私のいうことは本当によくわかる、新鮮な空気を吸えない自然なんておかしい。でも、喫煙所を設置しないと世の中にはこそこそ隠れて、結果、いたるところで煙草を吸い、広範囲でたくさんの人が嫌な思いをすることになる、だから喫煙場所の設置はそういった意味でとてもいい効果が出せているのだ、ということが、とても丁寧に書かれてあった。



喫煙所設置に私は文句を言ったのではないのだけど、彼はそういった形でアプローチをしてきた。
でもきちんと私が場所の移動をお願いしてる、という点は理解していると思われる面が説明の後で書いてあった。



「でも、ひとつ言っておきたいことがあります、ベラカラは市の管轄ではなく、メトロバンクーバー公園の管轄になりますので、そちらの方にこの要望を書いてみるおつもりなら、どこに出せばいいか教えることができますので、よろしければ返信をください。
うちの市を訪問してくれてありがとう、ベラカラで喫煙問題以外、すてきな時間を過ごせたことを祈っています。」



と、締めくくってあった。




代筆かもしれないけど、市長の名前で返事が来るとは思ってもみなかったわ。




ちゃんと見てるんやな。





いちバンクーバー市民が、よその市に要望をだしたところで何の返事もないやろう、と思って書いてみたけど、返事が来たことが嬉しかったし、メトロバンクーバーの管轄に要望を一人の意見で書いたところで何にもならんやろうけど、今度はメトロバンクーバー宛てに意見を書いてみようと思っております。




ちなみに、ポートムーディーの市長の名前なんて全く知らんかったし、だれなのかも興味はなかったが(ってかだいたいバンクーバー市長もコロナ騒動で知ったばかり←まったく興味なさすぎ)、サクッと調べてみたら、なんと御年28歳!


2018年に就任したばかりのカナダ最年少市長!  





それにも驚いたわ。