平凡な日々

 
 でもそれが一番幸せ。
 

頼られてんなぁ

バンクーバーは今日も雨です。



のんびりの日曜日でした。 
明日は来年度のお味噌をつけようと、今日大豆を洗って浸水させております。





先日、宿題があると持ってきた息子。



聞けばリサーチしたことについてリサーチペーパーのようなパラグラフを書かないといけない、という。



どんなお題なのか見てみれば、先住民のやつ。



題材はちがうけど、先住民のエッセイはアホほどやったで~となぜか自慢の私。





どういう風に書けばいいのかポイントを教えて書き上げたら、次の日に「先生が全く違う、できてないって言われた」、と半泣きと困惑で戻ってきた。



何について書くのかときけば、「これについて書けって言われた」、と出してきたお題はもらってきたリサーチ用の文章とはまるで通じないんよね。 そのリサーチのテキストをもとにそのお題はかかれへん、それならそのお題に合わせたリサーチをしないといけない、と言ってもそんなこと先生は一言も言うてなかった、という。



どっかで説明と理解の行き違いになってる感満載だったので、とりあえずそのお題に対して何個かテキストをリサーチして、それでまとめて文章を書いて出せばいい、と私がいうと、またそんなことしたら先生に違うって言われるかも、という。




なら、どうしたらいいのか、言われたその時に分かるように説明してくれと言え、と。生徒が分かるように説明できないのもそれはそれで問題やし、あんたがきちんと聞いてなかったのかもしれないし、と、とりあえずそういう形で出して、そしてだめならダメでどうしたらいいのか納得するまで聞いてきなさい、と取り合えず文は書いた。



息子の訴えと不貞腐れてのやり取りが終ったあと、夜中にふとJunkメールをチェックすると、先生からのメールが入っていた。





「息子さんは全く提出物がきちんとできてなくて、このままでは規定に合わず点数をあげることができない、そうなるとこの単位を落とすことになるから、もしサポートが必要なら連絡をください」と。



いや、確かに提出物の内容は違うかもやけど、物は出してるやん? 


なんで、そこをどうしたらいいのか、何が違ってるのか言うてくれへんのやろう? 息子はリサーチペーパーを出してるけど、その内容が違うというのであれば、アプローチの仕方がちょっとどないなんやろう?と、私の中で疑問が。





何がどうなってそうなったんか?


「私はここ2日間、息子のペーパーを書くのを一緒にみて、書き上げ提出しています、でもお題が違うと本人は落胆して帰ってきた、なぜそういうことになったのか私は分からないけど、本人がきちんと聞いてなかったのか、それともほかに問題があるのか。 今回持ってきたお題にたいして、彼はリサーチをしてそれをもとにペーパーを書き上げればいいのか?」と返信をして寝たら、次の朝、その方法でいいんです、と返事。





そんな簡単な宿題がどうやって理解できなかったのか?


息子の言い分は「先生は、これについて書きなさい」っていうだけで後は何も言ってくれない、という。本人はその前にくれたテキストについてまとめると基本思っているので、どうしても彼の中に疑問が出てて、どうやったらこのお題をこのテキストから書き上げることができるのか、何をしたらどうしたらいいのか分からなかったよう。





午後学校から帰ってきたら「あのパラグラフがすごく良かったって言われた」と。



そりゃそうやわな。
お題があってて、ほぼ私が骨組みしてドラフト書いて、あんた清書したんやん。




次の日も同じような提出物があって、朝起きたらこんな置手紙とともにテーブルにあった。








全部ひらがなで、書き方は不揃いできちんとした文章ではないけれど、頑張って書こうという気持ち一杯の日本語でメッセージが書かれてあった。







母国の英語ではなく、お母さんには日本語でメッセージを書く努力をしてる、っていうのを見るのは嬉しいね。



しかし、英文は絶対あんたの方が私より上やけどなぁ。
学校で鍛えられた分、エッセイやサマリーの書き方は私の方が今の所、絶対上やろうけど。




文の書き方を頼られてるのも、日本語を書いてくれるのも私にとってはとても嬉しい出来事でした。